Bruges - (c)Jan D'Hondt
俗に、「天井のない美術館」の異名をとるブルージュ。旧市街全体がユネスコの世界遺産に指定され、芸術傑作が街中に散らばり、時を超えて脈打つ文化的風情があることを考えれば、あながち誇張ともいえません。運河に囲まれたブルージュでは、ベニスの方が、南のブルージュと呼ばれることさえあることを実感していただけるでしょう。

1. 旧市街を街歩き

Bruges

ブルージュは旧市街全体がユネスコの世界遺産。入りくんだ小道を、気の向くままに歩いてみてください。お薦めは、たとえば、15世紀、豊かなスペイン人一族によって作られたエルサレム教会。一風変わった、ちょっと怖いような祭壇画にぞっとするかもしれません。頭蓋骨をモチーフとした祭壇画なんて、めったに見られないでしょうから。

2. 芸術的傑作がそこここに

Masterpieces all around - (c)Jan D'Hondt

ブルージュで最も人気の芸術スポットといえば、グルーニング美術館。初期フランドル派からルネッサンスの画家に焦点が当てられています。中でも最も価値が高く、必見なのは、ヤン・ファン・エイクの「ファン・デル・パーレの聖母子」。シュールリアリズムの先駆者ポール・デルヴォーやルネ・マグリットの作品も。芸術以外をお探しなら、チョコ・ストーリーはいかがでしょう。ベルギーのスイーツとしておなじみの「チョコレート」のすべてがわかるミュージアムです。

3. 活気あふれる街

A city with a pulse - (c)Korneel Cools

ブルージュは、独自の文化を持つ、元気で活気ある街。夏は、街中で開催される野外音楽フェスティバル「カクタス」が楽しい。あるいは、アートと映画のLumière(ルミエール)が運営するRepubliek(リパブリック)、ジャズのDe Werf(デゥ・ウェルフ) やBar Jus(バー・ユス)で、美味しいワインを味わってみませんか。音楽、文化、演劇や様々なアート、展覧会に興味のある方は、クリエイティブ天国Entrepot(アントルポット=倉庫)をチェックするのをお忘れなく。

4. ビーチに行こう

Zeebrugge beach - (c)Jan D'Hondt

ビーチに出かけてみませんか? 街の喧騒から逃げ出したくなったら、自転車を借りて、海に向かいましょう。30分も走れば、そこはもうゼーブルージュ(文字通り、海辺のブルージュ)。海辺線や砂丘の散策で、最高にリラックスできます。地元の若者との出会いを求めてIcarus surfclub(イカルス・サーフクラブ)へ。サーファーたちが集い、楽しい時を過ごしています。

5. 夜のブルージュ観光

Bruges by night

静寂とロマンティックな雰囲気を味わいに夜の街へ。昼間のブルージュも良いけれど、夕刻のそれは、たまらない美しさ。日没まで待って、中世の街並みを歩いてみてください。ライトアップされて美しく浮かび上がる街並み、建物、記念碑、銅像の数々。静寂を求めるなら、運河を辿ってMinnewater(ミヌワーテル=愛の湖)まで散策するといいでしょう

6. 吸血鬼にインタビュー

Interview a vampire - (c)Lucifernum

ブルージュで一番不可思議なバーといえば、間違えなくLucifernum(ルシフェールナム)。自称「吸血鬼」のWilly Retsin(ウィリー・レツィン)さんが、かつてのフリーメーソンの教会を恐ろしく奇妙な空間に改装したもの。呼び鈴を鳴らせば、珍しいアンティークと不可思議なオブジェに囲まれての乾杯が待っています。間違いなく興味深い一夜を過ごせるでしょう。週末のみ営業。一方、変わったお土産をお探しなら、De Bierboom(ビールの木)へ。150種類以上のビールを揃えたビアカフェとお土産ショップです。ビールValhalla(ヴァルハラ)を造るRudy(ルーディ)さんが、どんな質問にも喜んで答えてくれます。

7. イマドキの教会

A church of this day and age - (c)YOT
マグダレーナ教会は、外観からは普通の教会に見えますが、中に入ってみるととても実験的な空間。アート・エキシビション、コンサート、演劇や純日本風パーティなど、なんでもあり。天井からブランコが吊られてゆらゆら。伝統的な教会がお好みなら、聖母教会で巨匠ミケランジェロの「聖母子像」を。ブルージュは一流の価値あるものがあまりに身近で、ここで芸術品に出逢うのは、パリでモナリザを探すより易しいと言えるほど

ブルージュでは誰でも自分好みのものが見つかります。もっと知りたい方は、ロンリー・プラネット(英語)ユーズ・イット(英語)をご参照ください。

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