Gravensteen Gent
中世に欧州一の繁栄を極めたゲントは、今では欧州一知られざる魅力ある街と言えるかもしれません。それは、ほどよい規模――居心地がいい小ささで、それでいてダイナミズムを持てる大きさ――だからです。音楽、芸術、美食、そしてそれらが最適に集約されています。

1. 音楽、マエストロ!

Music maestro - Ghent - (c)Gent Jazz - Maarten Mellemans

ゲントには多彩な音を奏でる、この街の音楽があります。世界でたった5つしかない、ユネスコの音楽都市の一つ。オペラ劇場があり、Vooruit などの文化ホールがあり、クラシックなのに革新的なOdeGand などの音楽祭や、Boomtown など他では見られない突出した音楽フェスティバルがあります。ギターの大音響を求めてKinky Star へ、Café Videoで一杯やりながら、ご機嫌なジャズを聴きにHot Club de Gandへ。ゲント・フェスティバルを筆頭に、人気イベントが毎日のように開催されています。無料のものもたくさんあります。

2. 10日連続でパーティ

10 days of partying Ghent

7月中旬、ゲント中が、一斉に仕事を休み、寝る間を惜しんで夜遊びに興じる10日間がやってきます。Gentse Feesten (ゲント・フェスティバル)には、毎年100万人以上がやってきます。街の中心部に10以上の屋外ステージが設置され、数百にもおよぶコンサート、演劇、ストリート・アートなどが繰り広げられます。中には無料のものも。直後にゲントを訪れる人は要注意。人々が熱狂と二日酔いから立ち直る最中で、まだ朦朧としているかもしれません。そしてしばしの間、街に静けさが訪れます。

3. 絵葉書そのままの都市景観

Ye old skyline - Ghent

ここには一味違う都市の景観――無味乾燥な近代的摩天楼や無粋なオフィスビル群とは異なる、中世からの3つの尖塔が重なる荘厳な景観があります。ゲントの絵葉書に必ず登場するのが聖二コラス教会、古い鐘楼、そして聖バーフ大聖堂。現代建築好きは、教会と鐘楼の間にある、2012年に完成したばかりのStadshal (スタッツハル=シティ・パヴィリオン)と呼ばれる最新建築をチェック。世界中から様々な賞を受けましたが、市民の間では好き嫌いが分かれ「羊小屋」とのあだ名も。

4. 川岸でくつろぐ

Sitting on the dock of the Leie

ゲント市内で交わる美しいレイエ川とスヘルデ川。水辺はいつも心地よいものです。地元っ子のお気に入りスポットは、Graslei (グラスレイ)付近の石畳。彼らに交じって、飲み物を手に、おしゃべりを楽しんでみませんか。運が良ければ、ギターの即興生演奏までつくかもしれません。ボートをレンタルして、川から探訪するゲントもおすすめ。

5. 芸術、そして盗難

High art high theft - Ghent - (c)www.lukasweb.be

ゲントを訪れるなら「神秘の子羊」は必見。ヤンとフーベルトのファン・アイク兄弟による15世紀フランドル絵画の傑作で、ゲントの誇りでもあります。ところが、この作品には、多くの盗難にあってきたという興味深い裏話も。この祭壇画は、現在、修復中で、その様子はゲント市美術館のワークショップでご覧になれます。現代アート好きは、道を隔てて反対側にあるゲント市立現代美術館SMAKへ。見ごたえのある特別展が目白押しです。

6. 豆にチャンスを

Give peas a chance - Ghent - (c)www.milo-profi.be

ゲントは知る人ぞ知るベジタリアンの世界的首都。EVAという地元グループが、「木曜日はベジーデイ」というキャンペーンを始めたことからスタート。たちまち、公共サービス、企業、レストランなどが賛同し、木曜日のメニューから肉類が消えて行ったのです。ゲントは環境に気遣う人が多いのです。街中のベジタリアン・レストランに行ってみてください。高級レストランばかりではなく、たとえば、De Frietketelのような、街で一番人気のフリッツ屋台や、ビーガン/ベジ―の軽食もお試しあれ。ゲント中のベジ―店が、handy mapに掲載されています。

7. エデンの庭

Sint-Pietersabdij - (c)Stad Gent

ゲントには、わくわくすることが満載。でも、静かで瞑想できるようなスポットもたくさんあります。聖ピータース修道院の庭は、静かな隠れ家。ブドウの木やラベンダーに囲まれて、仰向けに寝転んで。最高でしょう?

詳しくは、ロンリー・プラネット(英語)ユーズ・イット(英語)で。でも、それより、ゲントにいらして体験してみませんか。

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