Carolus Borromeus church, Antwerp (c)www.milo-profi.be

アントワープは、ピーテル・パウル・ルーベンスと画家の生み出したバロックの遺産に浸りきることのできる世界で唯一の街といえます。「バロックの都アントワープ2018 ルーベンスからの昇華」は、ルーベンスとバロックを強烈に体験することのできる貴重な機会となるでしょう。

Statue of Rubens - ©JanPollers

アントワープの文化アイデンティティー

アントワープの主要な美術館の一つである「ルーベンスの家」は、クラシックなバロック建築です。また市内には同時代の教会がたくさん残っています。アントワープを代表する現代アーティストの多くが、ルーベンスが作り上げた贅沢なバロック様式の伝統を受け継ぎ、アントワープらしい「生きる歓び」を創りあげています。バロックという言葉の語源は、ポルトガル語のBAROCCOで、「不揃いな真珠・宝石」を意味します。これはまさに、アントワープにぴったり。なぜなら、アントワープは、なんとなく神秘的で、多面的で、とらえどころのない、古典的であると同時に現代的でもあると感じさせる街だからです。

アントワープ魂

アントワープには、現代の建築においても斬新で先鋭的な伝統が生きており、「バロックっぽい」(目新しい、変わった)建築物が続々と登場しています。たとえば、リチャード・ロジャー(Richard Roger)による裁判所や、ザハ・ハディド(Zaha Hadid)によるポート・ハウス(港湾局)の建物などがあげられます。

ルーベンスからの昇華

2018年、アントワープ市はピーテル・パウル・ルーベンスとバロック文化の伝統を称えるイベントを多数開催します。ルーベンスはバロックの代名詞とされ、アントワープの象徴とされ、今日も現代アーティストにインスピレーションを与え続けています。「バロックの都アントワープ2018 ルーベンスからの昇華」では、歴史的なルーベンスのバロック作品と、現代アーティストの巨匠、たとえば、ヤン・ファーブル、リュック・タイマンス(Luc Tuymans)、シディ・ラルビ・シェルカウイ(Sidi Larbi Cherkaoui)などの作品との対話が、興味深い展示、パフォーマンス、イベントなどで展開されます。この機会に新たな作品を生まれ、そのうちいくつかがアントワープ市内で常設されることでしょう。2019年に、このバロック祭りのフィナーレとして、ルーベンス体験センターがオープンします。

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