The Fall of the Rebel Angels (c)KMSKB, photo J. Geleyns-Ro
フランダース・ルネッサンスの一人として、ピーテル・ブリューゲル(父)は、民話や聖書、あるいは古典的な伝統に由来する、風変りな風景と寓話で知られています。その作品と生涯のに出てみましょう。

1日目:ブリュッセル

1. KMSKB ブリュッセル王立美術館

ブリュッセル王立美術館には、世界で二番目に多くのブリューゲルの作品が、息子たちや弟子たちの作品と共に展示されています。また、「まだ見ぬ傑作(Unseen Masterpieces)」というバーチャル・リアリティー装置を用いた展示では、肉眼では見難い細部をじっくりと見ることができます。ブリューゲル・ボックスでは、ブリューゲルの世界にどっぷり浸かることができます。美術館はとても便利な場所にあります。コーデンベルグの聖ヤコブ教会のある美しい王宮広場や、アールヌーボ様式の建築と世界の楽器コレクションで知られる楽器博物館にも近く、芸術の丘からはブリュッセルの絶景が楽しめます。

2. Sablon サブロン地区

サブロン(オランダ語ではザーヴル)とは、ブリュッセルの山の手にある歴史的界隈のことです。16世紀、欧州の著名な貴族たちがこの小高いサブロン地区や今日、裁判所のあるあたり(Wolstraat)に住み着いたのです。たとえば、エグモント伯、キュレムボルグ(Culemborg)候、ブレーデロード(Brederode)候などで、その後、ラレング(Lalaing)家、テリュルヌ&タクシス(Thurne und Taxis)家などの一族が続きました。こうして、サブロン地区は、17世紀には、ブリュッセルの中で、最も貴族的で裕福な界隈となったのです。ブリューゲルがアトリエをここに置いたのもそのためです。

3. Eglise Notre Dame de la Chapelle シャペル聖母教会

ブリューゲルが結婚式を挙げ、そして埋葬された有名な教会を訪れてください。そして、マロール(Marolles)地区あるいは、ブリューゲル地区とも呼ばれるにぎやかな界隈を探訪してください。オート通り(Rue Haute)132番地には、ブリューゲルの家があります。


4. Porte de Halle (Hallepoort) ハル(アル)の門

2019年春、ハルの門は、ブリューゲルの世界へのバーチャル体験の入り口となります。「ブリューゲルの世界へ」は誰でも参加できる発見と探訪の展覧会です。ブリューゲル時代に起こった様々なテーマ、たとえば、世界探検、宗教戦争などを取り上げます。さらに、2019年、ボザールでベルナール・ファン・オルリー(Bernard van Orley)展を開催します。ブリュッセル市内のブリューゲルにちなんだ散策ルートが紹介されます。たとえば、聖ミシェル大聖堂には、ファン・オルリーの手になるステンドグラスがあります。ブリュッセル市観光局Visit Brusselsと共同で実施されるブリューゲル散策ツアーに参加することも可能です。

2日目:アントワープ

1. マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館(悪女フリート)

マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館は、先ごろリニューアルされ、最も重要な作品であるブリューゲルの「悪女フリート」に焦点を当てています。同作品は現在修復中ですが、2019年、ブリューゲル没後450年の記念行事までに修復が完了し、展示が再開する予定です。

2. アントワープ王立美術館

フランダース最大のアート・コレクションを誇るアントワープ王立美術館は、長年の改装工事を終えて再オープンが2019年に予定されています。芸術愛好家には必ず訪れてほしいスポットです。

3. プランタン=モレトゥス博物館

プランタン=モレトゥス博物館は、16世紀からあった印刷工房で出版事業も行っていたところです。プランタン家とモレトゥス家はルーベンスやブリューゲルとも親密に関わっており、フランダースの巨匠たちの生活や作品に大きな影響を与えました。ユネスコの世界文化遺産に認定されています。
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