Women and beer ©VLAM vzw

ビールといえば「男の飲み物」、女性はワインの方が好きに決まっているし、ビールだとしたら軽いフルーティなビールをなめる程度と、と決めつけていませんか。そろそろそんな思い込みは払拭しませんか。古代バビロニアでは、お姫様は、ニンカシ(Ninkasi)と呼ばれるビールの女神に祝福されてビールを愛したのです。 中世には、ビール醸造は女性の仕事とされていました。しかし、その後、ビールは「男の世界」のものになっていきました。 女性たちは、こんなに美味しいビールを見過ごしていたのです。なんてもったいないことを!

女性が主役

Women turned onto beer ©VLAM vzw

女性とビールにかかわる古い考えは、少しづつ変わってきています。女性もだんだんと酵母香が好きになりつつあるのです。それだけではありません。最近では、フランダース地方では、女性醸造家が醸造するところも少なくありません。たとえば、デンデルモンド(Dendermonde)のディルウェインス(Dilewyns) 醸造所。この家族経営の醸造所では、2人の娘たちが醸造を任されていて、これまで以上の大成功を収めています。

ヘールゼール(Herzele)のデ・ライク(De Ryck)醸造所は、10年ほど前から女性が仕切っています。アン・デライクさんは、ベルギーでは珍しい女性醸造家でしたが、今、その娘と息子に醸造所のノウハウを伝授しています。お嬢さんのミークが特訓中で、女性醸造家の継続は間違いなし! ヘールゼールでビールとガストロノミー(美味しい料理)のマッチングへと視野が広がっているのは、偶然ではないでしょう。 女性ならではの発想や技が生きているのでしょう!

味わいが最優先!

ビールの世界にも洗練さが求められ、さらにその傾向は強まっています。ビールをジョッキで大量に飲み干せばいいだけの時代は終わったのです。今日では、小ぶりでエレガントなグラスに注がれるビールが増えています。フランス料理のトップ・シェフですら、メニューにビールを載せることに躊躇はなくなり、高級ディナーにもビールを用いた料理が登場しています。C-Julesというレストランの若い女性シェフ、ジュリー・バーケランドさんは、素晴らしいコンテンポラリー料理のレパートリーに、ビールをベースにしたコース料理を創って出しています。これもデ・ライク(De Ryck)醸造所がヒントを与えたに違いありません。今日では、ビールは洗練された食文化の大切な一角を担い、味わって楽しまれるべき飲み物とみなされています。

ビールの味とは

味については女性が上手?研究によれば、女性は男性より嗅覚に優れ、味蕾(舌と上あごにある味覚を感じる小さな器官)の数が多いとされることから、女性の方が、ビールの繊細な味わいを賞味するのに適しているとさえいえるのです。所詮、女性はフルーツビール止まり…というような考えは馬鹿げています。当然のことながら、フルーツビールが好きな女性(および男性)もいるでしょう。ただ、「女性向けビール」などというものが無意味なことは明らか。女性だって、苦いビールも、甘いビールも、刺激の強いビールも、ハーブの効いたビールも好きかもしれないのです。

女性だってビールの旨さはわかる

どうして女性にビールをあきらめるというの?エレガントじゃないから?女性がビールグラスを持っていたら乱暴な男たちに囲まれそうだから? 「笑わせないで!」というのは、「ビール? 女性だってわかるのよ!」(Bier? Vrouwen Weten Waarom)の著者ソフィー・ヴァンラフェルゲムさん。その著書の中で、豊かなベルギービール文化の世界に女性たちをいざないます。ビール専門家の彼女は、女性とビールにまつわるこれまでの神話をエネルギッシュに打ち砕いています。

醸造所で一晩過ごしてみて

秋のお勧め:ハウトターレン・ヘルクテレン(Houthalen-Helchteren)というところにある古城醸造所テル・ドーレン(Ter Dolen)で一夜を明かしてみませんか。ホップ・マッサージはいかが?見たいことや、やってみたいことがたくさんあります。もちろん、男性でも大丈夫。大事な情報をひとつ。ワインの方がビールよりカロリーが高いことをご存知でしょうか。そして、ホップには、優れた酸化防止効果があることも。

女性とビール探訪についてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください:

ベルギービールと料理。ビールと女性

ベルギービールと料理。ビールと女性

"雑誌「ベルギービールと食」の第5号が、ベルギービール界の素晴らしい女性を紹介しています。ゲストに編集長ソフィー・ヴァンラフェルゲムさんを迎えて。(ベルジャン・スマークにてブレンダン・キールネイさんによるビデオ)"

#WomenLoveBeer

#WomenLoveBeer

ビールにぞっこん?国際女性デーは、お気に入りのビールで乾杯し、ソーシャルメディアでシェアしませんか。詳しくはwww.sofiesworld.be

Back to top