Cobbles - ©PatrickVerhoest

1913年から行われている「ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・ド・フランダース)」は、欧州で最も伝統あるクラシックレースとしてロードレース・ファンにはおなじみの国際大会です。1日で250kmを超える過酷なルートを走破することで知られ、その様子は毎年世界に向けてテレビ中継されます。ベルギー、北フランス、オランダで行われるクラシックレースの中で一番初めに開催されるため、自転車シーズンに春を告げるイベントとしても親しまれています。たくさんの人が、黄色地に黒いライオンをあしらったフランダース地方の旗を振り、沿道で応援している様子からは、自転車競技が、まさにベルギーの国民的スポーツであることがわかります。開催前日には、大会のコースを走る一般参加者のレースも行われます。

ロンド・ファン・フラーンデレンにも登場するミュール(Muur 壁の意)と呼ばれ、ときに20%を超える急こう配の石畳は、プロスポーツとして現代ではありえないような過酷さを持つコースです。しかし、これはベルギーの自転車レースにはなくてはならないもの。フランダース地方には「フランドリエン」という尊称がありますが、これは石畳の急坂にも臆することなくレースを戦う、不屈のフランダース人の精神に敬意を表したものです。よく知られている石畳の道は コッペンベルグ(Koppenberg)、 クワーレンモント(Kwaremont)、ケンメルベルグ(Kemmelberg)、カペルミュール(Kapelmuur)、パーターベルグ(Paterberg)です。旅行者が実際に自転車で走ってみることも可能です。

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