Wim Ballieu - Balls & Glory Brussels

おいしくて気取らないストリートフード。フランダース地方では、最近ますます人気が高まり、今や、食文化の一部となりつつあります。有名なワッフル、フライドポテトをはじめとする、個性豊かなグルメの故郷フランダースでは、高級レストランでコース料理を頼まなくても、評判の味を楽しむことができます。これから紹介するメニューを参考に、食べ歩きを楽しんでください。

シーフード/魚介類

小エビのコロッケ(garnaalkroket )を作るには、熟練の技が必要です。フランダース流名物の完璧な小エビのコロッケを探すなら、オストダンケルク(Oostduinkerke)コクセイド(Koksijde)の北海沿岸の街へ。ここではいまも遠浅の海で、馬に乗った漁師が手網を引きながら小海老を捕る光景が見られます。この小エビ漁はユネスコの無形文化遺産に認定されていて、初夏から夏にかけての漁の日に観ることができます。小エビ漁を見学したら、レストランや屋台で超新鮮な小エビのコロッケを食べてみましょう。

Grey shrimps from the Belgian Coast

フランダースではフライドポテトが主役

フリッツフリッチェス、チップス、フライドポテト:呼び方はいろいろありますが、ベルギー発祥といわれるフライドポテトの驚くべきおいしさは評判通りと言えるでしょう。フランダースの人々はこの食べ物に心から真面目に取り組んでいます。毎年「ベスト・フリッチュール(フリッツや他の揚げ物ストリートフードを専門とするレストランや屋台)」コンテストを主宰する新聞社があるほどです。地元っ子のようにフリッツを楽しむなら、マヨネーズまたはスト―フレースソース(stoofvleessaus)をかけて召し上がれ。このソースは牛肉と玉ねぎをブラウン・ビールで煮込んだもの。寒い日には絶対におすすめです。

Fries(c)Tony Leduc

ベジタリアンとビーガン(完全菜食主義者)

フランダースの人々は、基本、お肉が大好きです。とはいえ、ベジタリアンの方もご安心ください。どこへ行っても、ベジタリアンやビーガンの方が満足できる、オリジナルでおいしい選択肢がたくさんあります。フードトラックや屋台、売店などでも様々なベジタリアン料理が提供されています。夏休みに旅行される方は、8月のビーガン・サマー・フェスティバルはいかがでしょう。ゲントで行われるこのフェスティバルは、最高のベジタリアンやビーガン料理の祭典として知られています。屋内外にフードトラックや屋台が並び、バラエティ豊かな出来立てベジタリアン料理を買うことができます。タイミングが合わなかったら、4月にアントワープ、5月にブリュッセルで行われるビーガン・ストリート・フェスティバルはいかがでしょう。または10月のベジー・ワールドもおすすめです。才能あるシェフ達の料理教室に参加したり、彼らが料理したご馳走を楽しんだり、最高の経験ができます。

Ghent Veggie - BE O Versbar

ワッフル、ワッフル、ワッフル

ベルギー・ワッフルには大きく分けて、ブリュッセル・ワッフルとリエージュ・ワッフルという2つのタイプのワッフルがあります。ワッフルは、ストリートフードを別の次元に引き上げるために発明されたかのような魅力があります。甘く香ばしい匂いをたどっていけば、おいしいワッフルはすぐに見つかります。ブリュッセル・ワッフルは、お皿に載せてナイフで切って食べるスタイル。このタイプのワッフルは、特にトッピングをどうするか迷うかもしれません。ベルギー人は、シンプルに砂糖をかけて食べるのが好きで、ベルギーではワッフルに3種類以上の砂糖がついてくることが珍しくありません。苺と生クリーム、アイスクリームやチョコレート・ペーストも定番。ブリュッセル・ワッフルの軽くサクサクした食感を引き立てるため、生クリームやアイスクリームと相性がいいのです。一方リエージュ・ワッフルは携帯しやすく、食べ歩きにもってこいです。いろいろ試して、好みの味やトッピングを見つけてください。

Brussels waffle

キュベルドン

フランダースのストリートフードのハイライトのひとつがキュベルドンというお菓子。別名「お鼻ちゃん」とか「ゲントの鼻」とも呼ばれています。ゲントという町の郷土菓子で、紫の円錐形のキャンディーがちょっと鼻の形にも似ているためです。外側は少し硬く、中にラズベリー風味のシロップが詰まっています。ゲントのグローテンマルクト(Groentenmarkt )で小さな屋台を探してみてください。この広場にははほぼ毎日キュベルドンの屋台が出ていて、この昔ながらの甘いお菓子に出会えるでしょう。

Cuberdons (Neuzekes) - Ghent

チョコレートの国

お待たせしました、チョコレートの話をしましょう。プラリネがベルギーで発明されたことはご存知ですか?プラリネを生み出したノイハウスは、今もなおブリュッセルの美しいアーケード街ギャルリ・サンチュベールの中にありますが、これ以外にも、とてもクリエイティブな形のチョコレートから、とろけるような絶品トリュフまで、ありとあらゆるチョコレートを売る素敵な店が数えきれないほどあります。単に風味や食感を味わうだけではもったいないことも付け加えておきましょう。ショコラティエは、素晴らしいウィンドウ・ディスプレイを、チョコレートと同じくらい誇りを持って作っているのです。

Chocolaterie Neuhaus - Koninginnegalerij (Galerie de la Reine) Brussels

専門家のアドバイス

フランダースには多彩なストリートフードがあります。全てを味わい尽くすには時間もないし、いろいろ大変と思ったら、プライベート・ツアーをお試しください。すでにブルージュで好評です。ローカルの話を聞きながら、モグモグ、ムシャムシャ3時間かけてフードスポットを散策します。口だけではなく、目も楽しませてくれます。街の見どころを回るのですから。

Shop in Bruges - tasting Neuzekes (Cuberdons)

フランダースにはどんなストリートフードがあるか、おわかりいただけたでしょうか。さあ、ご自分で体験してください。おいしい屋台でお会いしましょう!


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